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鶏の主要組織適合性遺伝子の機能および構造解析に関する分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06760247
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関広島大学

研究代表者

西堀 正英  広島大学, 生物生産学部, 助手 (80237718)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードニワトリ / 主要組織適合性遺伝子 / B-L遺伝子 / ゲノムDNA / PCR / 野鶏 / 類縁関係
研究概要

形質の異なる近交系5系統および選抜系6系統のニワトリゲノムDNAを鋳型として、ニワトリ主要組織適合性複合体(MHC)クラスII(B-L)遺伝子について、PCR法によりこの領域内の2つのエキソン(β1およびβ2)を特異的に増幅させ、増幅産物について直接塩基配列の決定を行なった。その結果、β1(270塩基対)ではこれまでの報告とは2塩基が異なり、他は各系統で一致し、変異が観察されなかった。β1とβ2との間にあるイントロンでは、多型や塩基の挿入が多く検出された。β2(277塩基対)では、β1に比べると各系統間の相同性は低く、多型が多く観察された。また、β2ではPCRにより類似した配列を持つ遺伝子も増幅されていると推定され、β2のみを解析する方法を検討する必要がある。
次に、野鶏4種(赤色、緑襟、灰色およびセイロン野鶏)のゲノムDNAからB-L遺伝子のβ1を特異的に増幅させ、直接塩基配列の決定を行なった。その結果、β1では野鶏4種と近交系や選抜系との相同性は高かった。β1とβ2との間にあるイントロンではセイロン野鶏に特異的に9塩基の欠損配列が見い出された。これによりセイロン野鶏と他の鶏とは比較的遠い類縁関係であろうと推測された。
また、同じ条件でのPCR法により、ヒトおよびウズラのゲノムDNAを鋳型として遺伝子を増幅させると、ニワトリと同じ分子量の増幅産物が得られ、ヒトおよびウズラにも同様な遺伝子が保存されているものと推察された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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