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イヌインターロイキン8遺伝子の発現とイヌ好中球およびリンパ球に対する機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06760254
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関東京大学

研究代表者

松本 安喜  東京大学, 農学部, 助手 (90251420)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードインターロイキン-8(IL-8) / 好中球 / IL-8活性 / cDNAクローニング / サイトカイン / 遊走試験 / PCR
研究概要

LPS刺激した健常犬の膝窩リンパ節由来単核球から抽出したmRNAよりcDNAを合成した。このcDNAを鋳型として,ヒトIL-8 cDNAの塩基配列をもとに作製したプライマーを用いてPCRを行ない,イヌインターロイキン-8(IL-8)cDNAに由来し,全蛋白コード領域を含むと思われる,約400bpのバンドが増幅された。このバンドから得られたクローンの塩基配列より,このクローンはヒト,ウサギ,ブタのIL-8 cDNAとそれぞれ76.5,80.2,87.0%の相同性を示す101アミノ酸をコードすることがわかった。さらに,得られたクローンをpcDL-SRa296発現ベクターに組み込み,MDCK細胞およびCos7細胞に導入したところ,その培養上清には好中球走化性を誘導する活性がBoyden chamber変法を用いたchemotaxis assayにおいて認められ,本クローンが機能的タンパクをコードすることが示された。さらに,イヌIL-8 cDNAをpMAL-cRI大腸菌発現ベクターにサブクローニングし,大腸菌DH5a株に導入したところ,IPTGによりマルトース結合蛋白(MBP)とイヌIL-8との融合蛋白が産生され,本蛋白はマルトースカラムを用いたアフィニティクロマトグラフィーにより精製された。本融合蛋白をマウスに免疫したところ,抗イヌIL-8抗体価の上昇がグルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)-イヌIL-8融合蛋白を抗原としたELISAにより認められた。現在,MBP-イヌIL-8融合蛋白で免疫したマウスを用いて単クローン抗体を作成中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松本安喜,他: "Molecular cloning and expression of canine interleukin 8 cDNA" CYTOKINE. 6. 455-461 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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