• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ウマヘルペスウイルス1型のウイルス再構築による病原性遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06760265
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関酪農学園大学

研究代表者

桐澤 力雄  酪農学園大学, 酪農学部, 講師 (70153252)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードウマヘルペスウイルス1型 / ヘルペスウイルス / DNA / 組換えウイルス / 病原性遺伝子
研究概要

ウマヘルペスウイルス1型の病原性に関与する遺伝子の解明を目的として、ウイルスDNA全体をカバーするDNA断片を混合して感染性ウイルスの再構築を試み、以下の成績を得た。
1.強毒HH1株とこの株を弱毒化したBK343株のウイルスDNAの約40kbの部分消化断片をコスミドベクターpWE-15にクローニングし、それぞれのウイルスDNAを5種のDNA断片でカバーできるウイルス再構築ライブラリーを得た。クローン化した断片を通常の制限酵素切断で完全長のまま得るのは、断片内に切断点があるため不可能であった。そこで、クローン化したDNA内に切断点を持たないPacIあるいはPmeIで抽出できるよう、これらの酵素に対応するリンカーをクローン化したDNAに付加してpWE-15に再クローニングした。クローニングしたDNAはPacIあるいはPmeIで切断後、塩化セシウム密度勾配遠心により精製した。
2.培養細胞へのDNA導入効率をリン酸カルシウム法、リポゾーム法およびエレクトロポレーション法を用いて検討した。培養細胞はウマ皮膚株化(E.Derm)細胞を用いた。これらの方法の細胞毒性を調べたところ、リン酸カルシウム法およびリポゾーム法はE.Derm細胞に対して著しい毒性を示した。エレクトロポレーションではBTX社のManipulator 600を用いて種々の電圧条件で調べたところ、100vの電圧下で約60%の細胞が生存し、これを超えると急激に細胞が死滅した。100vの電圧下で、βガラクトシダーゼを発現するpCH110プラスミドを導入したところ高い発現がみられた。同様の条件でHH1株およびBK343株の精製した5種のDNA断片をそれぞれ混合して導入したところ、再構築ウイルスが得られた。現在、強毒株のDNA断片を弱毒株のものと置き換えた変異ウイルスの再構築を試みている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi