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マウスCD5遺伝子およびその機能と解析

研究課題

研究課題/領域番号 06760267
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関理化学研究所

研究代表者

池 郁生  理化学研究所, 動物・細胞システム研究室, 研究員 (40183157)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードCD5 / T細胞 / B細胞 / トランスジェニックマウス
研究概要

CD5は分子量67,000の細胞表面糖タンパク質であり、すべてのT細胞と一部のB細胞上に発現する。CD5分子はCD72(B細胞上に存在)と結合して細胞内のセリンキナーゼ活性を持つ分子へシグナルを渡しているといわれ、またCD5分子の刺激はプロテインキナーゼCの活性化を誘導する。本年度はCD5分子を発現するトランスジュニックマウスの作製を計画し、CD5遺伝子がゲノムに組み込まれたと考えられるマウスを数系統樹立した。
1.トランスジェニックマウスの作製
SV40プロモータ、マウス抗体重鎖遺伝子エンハンサを用いてマウスCD5cDNA発現用DNAコンストラクトを作製した。このDNAコンストラクトをL細胞およびSP2/0細胞へトランスフェクトしてCD5分子を細胞表面上に発現することを確認した後、C57/BL6×C3H/HeN F1マウスの受精卵に顕微注入し偽妊娠マウスに卵管移植した。
マウスのスクリーニング
生まれてきたマウスの尾よりゲノムDNAを抽出し、ゲノムDNA上でイントロンをはさむと考えられる2カ所のエクソン部位より作製したプライマーを用いてPCR反応を行ない、イントロンを含まない短いバンドを検出したマウスを数匹選出した。このマウスは今のところ、外見的には同腹の他の仔とは変化が見られない。現在、このマウスを繁殖させており、一部の子孫では約半数に親同様のバンドがPCR法で認められるので、導入した遺伝子がメンデル遺伝していると考えられる。このマウスを用いて解析を進めて行く予定である。
なお、本実験は東京大学農学部動物育種学教室および同応用遺伝学 教室の協力を得て行なった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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