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ホルモン分泌細胞における分泌果粒形成のメカニズムに関する分子細胞生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770004
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関群馬大学

研究代表者

小澤 一史  群馬大学, 生体調節研究所, 助手 (60169290)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードホルモン分泌 / 下垂体前葉 / プロラクチン / GH3B6細胞 / セクレトグラニン / ゴルジ装置 / 果粒形成
研究概要

ホルモン分泌細胞、特に下垂体前葉細胞における分泌果粒の形成機構について研究を進めてきた。本年度は、主としてプロラクチン(PRL)分泌細胞について観察を行った。PRL分泌細胞株であるGH3B6細胞において、E2,EGF,insulinのホルモン処理を行うと分泌果粒の増加が認められ、免疫電顕法によりPRLの免疫反応が増大するのに伴い。分泌関連蛋白として注目を集めているセクレトグラニン(Sg)I,IIの免疫反応性も増大し、増加した分泌果粒のほとんどにSgI,SgIIが存在することも確認された。この結果は、PRLとSgのmRNAの変動ともよく相関しており,遺伝子レベルの変化が形態学的検索の結果によく反映していたといえる。
下垂体前葉PLR細胞においても分泌果粒にPRLとSgI,SgIIの共存が認められ、またゴルジ装置内における蛋白濃縮過程においてもPRLとSgI,SgIIの混在が認められ、これまでに示唆されてきているSgの分泌果粒形成への関与、すなわち果粒形成への導きとしての役割の可能性が形態学的に裏付けられる結果が得られた。さらに、このSgの働きにpHの変動やGTP結合蛋白の相互作用が重要な要素として関係することが示唆される結果がでてきており,さらに詳しく検索を進めている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Ozawa,R.Picart,A.Barret,C.Tougard: "Heterogeneity in the pattern of distribution of the specific horm onal product and secretogranins within the secretory granules of rat prolactin cells" Journal of Histochemistry and Cytochemistry. 42. 1097-1107 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 小澤一史: "下垂体前葉ホルモンの分泌機構-分泌蛋白のsorting及び分泌果粒形成のメカニズム-" 医学の歩み. (in press). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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