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心筋症ハムスター心筋膜異常のジストロフィン結合蛋白質からの解明

研究課題

研究課題/領域番号 06770044
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生理学一般
研究機関国立循環器病センター

研究代表者

岩田 裕子  国立循環器病センター研究所, 循環分子生理部, 室員 (80171908)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード心筋症 / 心筋症ハムスター / ジストロフィン-ジストロフィン結合蛋白 / 精製 / 膜異常 / 免疫沈降 / mRNA / 細胞骨格系タンパク質
研究概要

心筋症ハムスター心筋壊死の一因としてジストロフィン結合蛋白質50K DAPの細胞膜欠損によるジストロフィン-DAP複合体形成異常の存在をみつけてきたが同様の異常がこの動物の骨格筋においても存在する事を明らかにした。しかし、この動物の死因は呼吸筋マヒでなく心不全であるためジストロフィン複合体に心筋と骨格筋とで差がある可能性が示唆された。そこでハムスター心筋を用いて心筋ジストロフィン複合体の精製を試みた。既報の骨格筋からの精製法すなわちミクロゾーム分画からジストロフィン複合体を界面活性剤であるジギトニンで可溶化するという方法はミクロゾーム分画からのジストロフィンの可溶化がSDSでしかできない心筋には適用できず、新たにジギトニン存在下に心筋をホモゲナイズするという方法で可溶化に成功した。レクチンカラムと抗体カラムを使う二段階で精製した。精製標品のジストロフィン複合体の主な構成成分に骨格筋と心筋とで大差ないが収量が骨格筋の約10倍であった。このことは心筋の収縮弛緩の際の膜の裏打ちにジストロフィン複合体が重要な働きを担っていることを示唆した。今後、この心筋ジストロフィン複合体を用いて各構成成分に対する抗体を作成し心筋症ハムスター心筋における発言を調べるとともに、心筋特有の構成成分の有無を検討していくつもりである。
心筋症ハムスター筋細胞膜からの50K DAPの欠損の原因を調べるため遺伝子レベルからの解析をも行っているがmRNAの量及びサイズは正常とかわらず転写以後の異常の存在が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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