• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

血管内皮細胞におけるプロスタサイクリン産生調節機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06770096
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関国立循環器病センター

研究代表者

原 俊太郎  国立循環器病センター研究所, 薬理部, 室員 (50222229)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード血管内皮細胞 / プロスタサイクリン / プロスタサイクリン合成酵素 / サイトカイン
研究概要

精製したウシプロスタサイクリン合成酵素の部分アミノ酸配列より混合プライマーを設計し、PCR法によりウシ血管内皮細胞mRNAを鋳型として用い、まず、ウシプロスタサイクリン合成酵素cDNA断片を単離した。このcDNA断片の塩基配列をもとにプライマーを合成し、5′-RACE法および3′-RACE法によりウシプロスタサイクリン合成酵素の全長をコードするcDNAを得た。また、得られたcDNA断片をプローブに用い、PCR法およびプラークハイブリダイゼーション法によりヒトプロスタサイクリン合成酵素cDNAの単離にも成功した。得られたcDNAを発現ベクターSRαに組み込み、COS細胞にトランスフェクトしたところ、トランスフェクトした細胞ミクロソームに酵素活性が発現することが確認された。また、ジデオキシ法により得られたcDNAの塩基配列を決定し、その配列より本酵素の全アミノ酸配列を決定した。その結果、ウシ酵素、ヒト酵素ともに500個のアミノ酸よりなるタンパクであること、また、プロスタサイクリン合成酵素がチトクロームP-450の中で既知のものと異なる新しいファミリーを形成することがわかった。
さらに、得られたcDNAを用い、RNAブロット解析を行った。その結果、プロスタサイクリン合成酵素が心臓や肺をはじめとし、幅広い組織において発現していることがわかった。また、ウシやヒトの培養血管内皮細胞を腫瘍壊死因子(TNF)などの炎症性サイトカインで刺激すると、プロスタサイクリン合成酵素mRNA発現の上昇が観察された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 原 俊太郎: "内皮細胞プロスタサイクリン合成酵素の分子クローニングおよび発現" Advances in Prostaglandin,Thromboxane and Leukotriene Research. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi