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急性GVHD大腸病変におけるapoptosisとサイトカインの分子・病理学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 06770175
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関愛知医科大学

研究代表者

鈴木 美奈子  愛知医科大学, 医学部, 助手 (70205566)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード急性GVHD / apoptosis / DNA fragmentation / TUNEL
研究概要

副組織適合遺伝子のみが異なるマウス間で同種骨髄移植(BMT)を行い、致死的な急性graft-versus-host disease(GVHD)を惹起しBMT後28日目迄の大腸病変を探索した。
(材料および方法)レシピエントに放射線照射後、骨髄細胞と脾細胞をそれぞれ1.0×10^7個ずつ投与したものをGVHD群とし、骨髄細胞1.0×10^7のみを投与したものをBM群とした。大腸腺上皮傷害とapoptosisの関わりを見る為にレシピエントマウスを経時的に屠殺し、摘出した大腸組織をホルマリン固定後、パラフィン包埋しapoptosisの指標となるDNA fragmentationの局在をnick end labeling(TUNEL)法を用いて組織切片上で明らかにした。
(結果1)GVHD群では大腸腺上皮細胞間に浸潤する細胞は、BMT後12-17日目にピークに達し、その後減少するが、これとほぼ一致してnick end陽性細胞もBMT後12-17日目をピークに出現する。大腸腺上皮傷害の程度もこれらの細胞の出現と比較的一致している。リンパ球、あるいは腺上皮細胞にnick end陽性所見がみられ、apoptotic bodyやapoptosisと思われる細胞にも陽性所見が認められた。一方BM群では、GVHD群と比較してピーク時に於いては明らかにnick end陽性細胞は少なく腺上皮傷害も殆ど見られなかった。
(結果2)サイトカインについての検索は、IL-1αについて行った。PLP固定後、OCTコンパウンド包埋し凍結切片を作製し、抗IL-1α抗体で染色したところ、抗体がポリクローナルなのでバックグランドが出てしまい、あまり良い染色結果は得られなかった。現在改良を加えて検討中である。
(結果3)更にIL-1αのgeneをPCRにて増幅し、in situ hybridizationを行う為にプローブを作製している段階である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Minako Suzuki: "APOPTOSIS OF MURINE LARGE INTESTINE IN ACUTE GRAFT-VERSUS-HOST DISEASE AFTER ALLOGENEIC BONE MARROW TRANSPLANTATION ACROSS MINOR HISTOCOMPATIBILITY BARRIERS" TRANSPLANTATION. 57. 1284-1287 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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