マウスにおけるIL-8の遺伝子のクローニングによって明らかにすることを目的とした。 1.^<32>PでラベルしたヒトおよびイヌIL-8遺伝子断片をプローブとして用い、制限酵素EcoRIで切断したマウス染色体DNAに対してサザンハイブリダイゼーションを行ったところ、ヒトIL-8遺伝子にホモロジーのある断片(3.0kb)が検出された。 2.一方、ヒト、イヌ、ブタおよびウサギIL-8遺伝子塩基配列の比較から、最もホモロジーの高い部分に対するPCR用プライマーを3対作成した。 3.上のプライマーを用いて、マウス染色体DNAに対してPCRを行った。 4.増幅された断片を^<32>Pでラベルし、マウス染色体に対しサザンハイブリダイゼーションを行ったが、1.で検出されたバンドと一致するものは検出されなかった。 5.そこで、1.検出されたバンドをゲルから切り出し、E.coliにクローニングした。 6.得られたクローンの塩基配列を決定したが、ヒト、イヌ、ブタおよびウサギIL-8のいずれともホモロジーは認められなかった
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