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ウェルシュ菌における病原因子のグローバル制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06770194
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関筑波大学

研究代表者

清水 徹  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (80235655)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードC.pertringens / 遺伝子発現調節 / 三成分制御系
研究概要

申請時に提出した計画書の通りに実験を行ない、以下の結果を得たので報告する。
1.ウェルシュ菌染色体ライブラリーの作製
シャトルベクターpJIR418のHindIII切断部位へ、ウェルシュ菌strain13の染色体をHindIIIに部分分解した3-7kbの断片を挿入し、大腸菌へ形質転換して染色体ライブラリーを作製した。得られた大腸菌コロニーを集菌し、プラスミドDNAを大量調整して以下の実験に用いた。ライブラリーより96穴マイクロタイタ-プレートを用いてプラスミドを計1,200個調製し、フィルターメンブラン上へそれぞれをブロットして変性後、スクリーニングに用いた。
2.ウェルシュ菌virR遺伝子により転写レベルで調節される遺伝子群の同定
ウェルシュ菌strain 13とそのvirR遺伝子変異株TS133株より全RNAを調製し、それぞれをrandom primer、[α-^<32>P]dCTR、AMV reverse transcriptaseを用いてラベルした。前述のライブラリーをブロットしたフィルターに対してこれらのプローブをハイブリダイゼーションし、strain13とTS133のプローブでハイブリダイズした放射活性を比較し、明らかに活性の異なるクローンを選択した。計15個のクローンが選択され、そのうちstrain13の方が強いものが9個、TS133の方が強いものが6個であった。このことは、得られたクローンのうち9個がvirRによって正に調節され、残りの6個は負に調節される遺伝子を含んでいる可能性を示している。これらのクローンのプラスミドDNAを調べたところ、全て異なる長さのDNA断片を含んでおり、virRによって調節される複数の遺伝子群がクローニングされたと思われる。今後、これらのクローンについてさらなる解析を行っていきたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Shimizu: "The rirR gene,a member of a class of two-component response regulators regulates the production of perfringolysin O,collagenase,and hemagglutinin in Clostridium perfringens" J.Bacteriol.176. 1616-1623 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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