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腸球菌における性フェロモンシグナルの伝達に関与する遺伝子のクローン化と解析

研究課題

研究課題/領域番号 06770195
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関群馬大学

研究代表者

谷本 弘一  群馬大学, 医学部, 講師 (40188389)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード性フェロモン / 接合伝達 / 腸球菌
研究概要

本研究の目的は腸球菌プラスミドpAD1の接合伝達を誘導する性フェロモンの細胞内への輸送に関与していると考えられる腸球菌のオリゴペプチド結合タンパク質遺伝子のクローニングである。pAD1のtraC遺伝子と大腸菌、サルモネラ菌、枯草菌のオリゴペプチド結合タンパク質遺伝子は相同性があるためこれを利用して遺伝子ライブラリーからプラークハイブリダイゼーションによって目的とする遺伝子を選択できると考えた。
pAD1のtraC遺伝子と大腸菌、サルモネラ菌のオリゴペプチド結合タンパク質遺伝子は枯草菌のそれと比べ相同性が低いため腸球菌遺伝子を検索するためには枯草菌遺伝子を用いたほうが良いと考えクローン化された遺伝子の分与をアメリカ合衆国と英国の研究者に求めたがいずれも回答がなく、やむをえずわが国の研究者から大腸菌の遺伝子の分与を受けた。このクローンとtraC遺伝子を用い、本研究で作成したEMBL3ファージによる腸球菌遺伝子ライブラリーのスクリーニングを行った。元来、traC遺伝子と大腸菌のオリゴペプチド結合タンパク質遺伝子は相同性がきわめて高いわけではないため、厳しい条件ではハイブリダイゼーションしないため、この二つの遺伝子が相互にハイブリダイゼーションできる比較的緩やかな条件でスクリーニングを行ったところ、6つの独立クローンが選択された。ハイブリダイゼーションの条件が緩やかなためオリゴペプチド結合タンパク質遺伝子ではない遺伝子を選んでいる可能性は否定できないが一つのクローンは少し厳しい条件でもハイブリダイゼーションするので、このクローンの解析を現在行っている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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