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細菌感染,細菌内毒素によるマクロファージ活性化における分子機序の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06770205
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関自治医科大学

研究代表者

斎藤 慎二  自治医科大学, 医学部, 助手 (50195989)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードマクロファージ / LSP / CD14 / NO / TNF
研究概要

若干の計画の変更はあったものの多くの成果が得られた。
LSP応答の細胞内シグナル伝達経路を明らかにすることを目的に、CD14分子依存性、および非依存性でLSPのシグナル伝達にどの様な違いが見られるかを検討した。
CD14陽性細胞(J774.1)は、LPS刺激によりTNF産生、NO産生ともに誘導された。一方、CD14陰性細胞(J7.DEF3)では、Re LPS刺激によるTNF産生は見られるものの、NO産生は著しく低値を示した。この結果よりLPS刺激によるTNF産生とNO産生は、異なるシグナル伝達経路を介すること、即ち、TNF産生は、CD14依存性、非依存性の両経路で誘導され、NO産生は、主としてCD14依存性の経路によって誘導されることが示唆される。J774.1細胞のNO産生が抗CD14抗体で抑制された結果からも裏付けられる。また、LPS刺激によるJ774.1細胞のNO産生は抗IFN-β抗体により抑制さた。しかし、J7.DEF3細胞をINF-β存在下にLPS刺激してもNO産生は認められず、IFN-β産生能の欠如によりNO産生が抑制されるのではない。CD14依存性、非依存性両経路でこの様な活性の解離が明らかになったことから、細胞内での分子動態の差異について解析を進めている。
細胞内寄生菌Mycobacterium intracellulare感染によるマクロファージ細胞内リン酸化タンパク質の解析を行った。本菌は遅延発育型の菌であるためか^<32>P標識マクロファージでのリン酸化タンパク質検出法で可能な測定時間内では顕著なリン酸化タンパク質のパターン変化は見られなかった。今後、測定条件の改善が必要である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Shinji Saito: "Protein Phosphorylation in Murine Peritoneal Macrophages Induced by Infection with Salmonella Specis" In Fection and Immunity. 62. 1551-1556 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroto Shinomiya: "Identification of the 65-KDa Phosphoprotein in Murine Macrophages as a Novel Protein:Homology with Human L-Plastin" BIOCHMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATIONS. 202. 1631-1638 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 斎藤慎二: "LSPシグナル伝達へのCD14分子の関与" 日本免疫学会総会学術集会記録. 24. 594 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 斎藤慎二: "LSP刺激マクロファージのサイトカイン産生系へのプロテインカイネースの関与" 第41回毒素シンポジウム予稿集. 41. 57-59 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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