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フィールドで応用可能な指先の作業負担評価方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06770271
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関(財)労働科学研究所

研究代表者

川上 剛  (財)労働科学研究所, 労働環境保健研究部, 主任研究員 (10204679)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード手指障害 / 作業負担 / 表面筋電図 / 疲労
研究概要

清掃作業に従事する8名の被験者の協力を得てごみ積み込み実験を行い指先への影響を検討した。表面筋電図は右母指球筋、左母指球筋、右総指伸筋、右三角筋、右増帽筋、右腰部体幹起立筋、右大腿外側直筋の7チャンネルから誘導し、心電図も同時に記録した。また圧センサーにより各指の圧を連続測定するとともにBorgスケールを用いて自覚症状を評定した。実験条件として、第1実験としてごみの重さ、積み込みの速さ、積み込む位置の高さ、ごみを置く位置の高さの4条件をさまざまに変化させて、手指への影響を評価した。第2実験として1Kgから10kgまで10段階のごみを10秒間保持させて、また持ち方を変えて同様の手指への影響を検討した。データは解析中であるがこれまでの中間的な分析結果から、総指伸筋にかかる負荷はごみ重量とともに増大するが特に重量が大きくなると最大筋力比の増大率も高くなる。一方、母指球筋においてはごみの重量が増すことによる増大率には個人差やごみの持ち方による差が大きい傾向が見られた。三角筋及び増帽筋ではごみ重量とその増大に伴い最大筋力比はほぼ直線的に増大する。一方、大腿外側直筋ではごみ重量が8、9kgを越えると急激に負荷がかかる傾向が認められた。これはごみの重量増大に伴って全身の筋が動員されることによると思われる。以上より、ごみ収集作業において主として表面筋電図法を用いて手指及びその他の部位の筋への負荷の掛かり方について現場実験的に評価を行った。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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