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閉経が循環器疾患関連諸要因に及ぼす影響についてのコ-ホ-ト研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770274
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関筑波大学

研究代表者

山海 知子  筑波大学, 社会医学系, 助手 (10241829)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード閉経 / 血清総コレステロール / 皮脂厚 / 血圧 / 断面研究 / 追跡研究 / コ-ホ-ト内症例対照研究
研究概要

閉経の前後における循環器疾患関連諸要因の変化を、同年齢の男子と比較し、閉経による影響を分析した。
分析対象は、30年以上の長期に亘り、循環器疾患の疫学調査を継続実施している秋田県のほぼ中央に位置する平地農村(人口約6,000)の住民である。
分析内容は、(1)横断研究(cross-sectional study)として、昭和56-59年の循環器検診を受診した40-69歳女子1,173人並びに男子883人の、循環器疾患の危険因子として重要と考えられる血清総コレステロール、最大・最小血圧、Body Mass Index、肩甲下皮脂厚の測定値を、5歳階級別に男女間で比較した。(2)追跡(縦断)研究(follow-up study)として、上記の検診受診者より、この時点で閉経前であり、平成6年末までの追跡期間中に閉経した203人を「症例」として選び、これに対して、年齢と追跡期間をマッチさせた男子203人を「対照」としたコ-ホ-ト内症例対照研究により、閉経前後の血清総コレステロール、最大・最小血圧、Body Mass Index、肩甲下皮脂厚の平均値を比較した。
結果:(1)横断研究では、血清総コレステロールの平均値は、40-44歳では男子が女子より高値を示したが、45-49歳でほぼ同程度となり、50歳以上で女子は男子に比し有意に高くなった(p<0.001)。45-49歳で約50%の女子が閉経を迎え、この年齢層で既に閉経した元と閉経していない者とに分け、平均値を比較すると、順に194mg/dl、183mg/dlとなり、有意な差を認めた(p<0.05)。血圧の平均値は女子は男子に比し各年齢層とも低いが、50歳以上ではその差が少なくなった。Body mass index、皮脂厚の平均値は女子が男子より高かった。(2)追跡研究(平均4.3年)では、女子は閉経の前後で血清総コレステロールで平均16mg/dl、肩甲下皮脂厚で平均2mmの上昇を認めたが、男子は同期間で変化がなかった。血圧の平均値の上昇度は男女共に同程度認められた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tomoko SANKAI: "Changes in cardivascular risk factors related with menopause in rural Japanese womem." Journal of Epidemiology. 5(掲載予定). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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