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体重に比して体脂肪の多い「隠れ肥満」者の形態的・生理学的特徴および生活歴について

研究課題

研究課題/領域番号 06770277
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関茨城大学

研究代表者

田中 茂穂  茨城大学, 教養部, 講師 (50251426)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード隠れ肥満 / 体脂肪率 / BMI / 内蔵脂肪 / 体脂肪分布 / 最大酸素摂取量 / インピーダンス法
研究概要

体重の割に体脂肪率が大きい状態を「隠れ肥満」として、以下のような分析結果を得た。
1.大学生男女を対象に、BMIを独立変数、水中体重秤量法で測定した体脂肪率を従属変数として、回帰分析を行い、その残差を「隠れ肥満」の指標とした。すなわち、残差が正の方向に大きいと「隠れ肥満」型であることを示す。一方、Suzuki et al.(Am.J.Med.,1993)の方法で、内蔵脂肪量の指標である腹膜前脂肪厚と腹部皮下脂肪厚を、B-mode式超音波診断装置で測定した。そして、先に述べた残差と腹部脂肪の分布との関係をみると、男子では、残差が大きいほど、皮下脂肪厚に比して腹膜前脂肪厚が大きくなるという傾向が、弱いながらもみられた。よって、「隠れ肥満」傾向と内蔵脂肪の蓄積に弱い関連があるのではないかと示唆された。しかし、女子ではそのような傾向はみられなかった。
2.先に示した残差は、男女とも最大酸素摂取量と有意な負の相関がみられた。よって、隠れ肥満の傾向が強いほど、有酸素的能力が劣ることがわかった。
3.タニタが開発したインピーダンス法による体脂肪率測定装置から得られた体脂肪率は、大学生男女や男性の高齢者では、ある程度体脂肪率を正確に反映し、また、内蔵脂肪の指標である腹膜前脂肪厚との相関もみられた。しかし、女性の高齢者では、体脂肪率と全く相関がみられず、問題を残した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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