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O_2 kineticsによる新しい運動耐容能評価法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 06770299
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

石田 浩之  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90212894)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード運動負荷試験 / O_2kinetics
研究概要

研究目的;軽負荷(嫌気的代謝閾値以下)運動時の定常状態に至るまでのO2kineticsとPhysical fitnessの関係を明らかにすることにより、O2kineticsを指標とした新しいフィットネスレベルの評価方法を確立する。
対象;1994年に当院人間ドックを受診した、治療を要する疾患を持たない男性28名、平均年齢52.3歳。運動の障害になるような整形外科的疾患有する者は対象から除外した。
方法;諸検査は面談によりインフォームドコンセンサスを得た後に実施した。コンビ社製自転車エルゴメータにより50wの一定負荷をかけ、運動開始後から定常状態に至るまでの酸素摂取量の変化をSensormedics社製呼気ガス分析機により測定した。続いて、エルゴメータによるRAMP負荷最大運動負荷試験を実施し最大酸素摂取量(Vo2max)、嫌気的代謝閾値(AT)の計測を行った。
本年度の結果;定常状態に到達するまでの時間(Tc)は2〜5分と症例によりばらつきが見られ、Vo2maxやATと負の相関傾向がみられた。また、同一症例において約3ヵ月の有酸素運動によるトレーニング後ではTcは短縮し、Vo2maxは増加した。Vo2maxの増加度とTcの短縮度に正の相関傾向が見られた。これは新たな知見で、すなわち一見健常な集団においても、O2kineticsにばらつきが見られ、これは体力の指標であるVo2maxを反映することが明らかになった。また、O2kineticsはトレーニング効果により変化しうることも明らかになった。軽負荷運動時のO2kineticsはPhysical fitnessの指標として十分に応用できる可能性があり、短時間かつ安全に施行できることから健診や人間ドックに有用と考えられる。また、同一症例の縦断的フォローアップの指標としても優れているといえよう。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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