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ルイス陰性遺伝子の同定とその遺伝子頻度の決定

研究課題

研究課題/領域番号 06770330
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関久留米大学

研究代表者

神田 芳郎  久留米大学, 医学部, 助手 (90231307)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードルイス陰性遺伝子 / ルイス式血液型 / 遺伝的多型 / 個人識別 / 親子鑑定
研究概要

ルイス陰性(le)遺伝子の508番目のG→Aへのmutation(508A)を検出するためのプライマーをデザインし、これを利用して15例のルイス陽性ならびに12例のルイス陰性個体の白血球ゲノムDNAを鋳型としてPolymerase Chain Reastion-Restriction Fragment Length Polymorphism(PCR-RELP)法により508Aの頻度を調べたところルイス陽性個体では30allele中4alleleであったのに対し、ルイス陰性個体では24allele中12alleleとle遺伝子に特異的であることがわかった(Vox Sanguinus,67,327-328,1994)。又、508Aのle遺伝子に認められた59番目のT→Gへのmutation(59G)を調べるためのプライマーもデザインし、これを利用したPCR-RELP法を用いて59Gの発現頻度を調べたところ、このmutation遺伝子に特異的であることが示された(ルイス陽性個体30allele中4allele、ルイス陰性個体では24allele中18allele)(Submitted)。現在更に症例数を増やして、これらのmutationの遺伝子頻度を調査中である。又、lr遺伝子の内59G、508Aを共に持たないものが存在したので現在これらのle遺伝子についてそのprotein-coading regionをゲノムDNAよりPCR増幅し、ヌクレオチドのシークェンスを調べるとともに真核細胞発現ベクターにくみ込み真核細胞に発現させた後、ルイス抗原の発現、酵素活性等を解析中である。いままでルイス血液型はその判定の困難さと、ある特定の状態(例えば悪性腫瘍、妊娠等)によってその型が変化することから、親子鑑定等の個人識別には用いにくかったが、今回の遺伝子の多型を用いることによって、親子鑑定等に用いることも可能と考えられる。実際の親子鑑定の試料を用いてこの可能性についても、現在検討中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshiro Koda: "Detection of G to A Missense Mutation of Lewis-Negative Gene by PCR on Genomic DNA" Vox Sanguinis. 67. 327-328 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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