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イソウルソデオキシコール酸の主成と肝機能の関連について

研究課題

研究課題/領域番号 06770356
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

中村 公英  旭川医科大学, 医学部, 助手 (20217839)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードイソウルソデオキシコール酸 / ウルソデオキシコール酸 / 慢性肝炎 / 肝硬変 / 肝機能検査 / 肝ホモジネート
研究概要

イソウルソデオキシコール酸の生成機序と肝機能との関連を検討し以下の結論を得た。
1、イソウルソデオキシコール酸の異性体であるウルソデオキシコール酸内服中の慢性肝炎、肝硬変患者では肝機能正常者に比べ血中、尿中イソウルソデオキシコール酸濃度は有意に低値であった。また、イソウルソデオキシコール酸濃度と各種肝機能検査値との間に相関関係が認められた。
2、ウルソデオキシコール酸療法を行なった慢性肝炎患者では肝機能改善群で血中イソウルソデオキシコール酸濃度が高値であった。
以上の結果よりウルソデオキシコール酸からイソウルソデオキシコール酸の生成には肝細胞機能が密接に関連していることが示唆された。
3、ラット肝ホモジネートとウルソデオキシコール酸、イソウルソデオキシコール酸の中間体である3-keto-7 β-cholanoic acidをインキュベートするとウルソデオキシコール酸、イソウルソデオキシコール酸がともに生成された。また、その生成量は3-keto-7 β-cholanoic acid量と補酵素により変化した。しかし、ウルソデオキシコール酸からは直接生成はされなかった。
以上の結果よりイソウルソデオキシコール酸は肝において3-keto-7 β-cholanoic acidの還元により生成されると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 中村公英: "ウルソデオキシコール酸投与患者における尿中流酸抱合型ウルソデオキシコール酸の定量と硫酸抱合位置の検討" 肝臓. 35. 814-821 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中村公英 他: "慢性肝炎患者におけるウルソデオキシコール酸の長期投与効果と血中胆汁酸分画における影響" 日消誌. 92. 62-71 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 牧野勲,中村公英: "Annual Review 消化器 1994" 中外医学社, 323,(196-200) (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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