• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

肝線維化機序に関与する伊東細胞の細胞内情報伝達機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06770362
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

小林 良正  浜松医科大学, 医学部, 助手 (50252185)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード肝線維化 / 伊東細胞 / 細胞内情報伝達機構 / プロテインキナーゼC
研究概要

肝の線維化に重要な役割を果たしている伊東細胞において、線維化に関与する細胞内情報伝達機構を明らかにすることを目的とし、今回は、伊東細胞の増殖および活性化やコラーゲン合成能に与えるproteinkinase C(PKC)の影響を調べ、肝線維化メカニズムにおけるPKCの関与を検討することとした。これらに関して、現在までに明らかとなった私たちの研究成果は、以下のごとくである。
ラット伊東細胞をpronase-collagenase潅流法とNycodenz比重遠心法にて分離し、分離後24時間よりPKCのactivatorであるphorbolmyristate acetate(PMA)を48時間添加培養した。Western blot解析法を用いて伊東細胞の活性化の指標であるα-smooth muscle actin(α-SMA)の表出を検出し、伊東細胞の活性化を検討したところ、10nM PMAでは、α-SMAの表出は16%抑制され、100nM PMAでは、52%抑制された。一方、分離後72時間よりPMAを48時間添加培養した場合、10nM PMAでは、明らかな抑制はみられず、100nM PMAでも20%の抑制しか認められなかった。
以上の結果より、伊東細胞の活性化にPKCが関与している可能性が示唆され、その関与は培養初期により大きいと考えられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi