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慢性肝疾患における肝細胞アポトーシスとその制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06770399
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

石川 智久  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (10260944)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードアポトーシス / Fas抗原 / bcl-2 / 慢性肝疾患
研究概要

慢性ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎の病態形成にアポトーシスがどのように関与するか検討し、以下に示す新たな知見を得た。
1.慢性ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎では、分離直後の末梢血リンパ球の一部にFas抗原が発見されていることを、フローサイトメータを用いた解析により明らかにした。
2.しかしながら、分離直後のFas抗原を発見している末梢血リンパ球は、抗Fas抗体を投与してもアポトーシスは生じないことが明らかになった。
3.分離直後の末梢血リンパ球は細胞質内にbc1-2抗原を発現しており、これがアポトーシスによるリンパ球の細胞死に防御的に作用しているものと考えられた。
4.末梢血リンパ球をIL-2や抗TCR抗体を添加し培養すると、抗Fas抗体によるアポトーシスが誘導されることが明らかとなった。この際における、リンパ球のFas抗原およびbc1-2抗原発現の変化については、現在解析中である。
5.IL-2や抗TCR抗体により増強される、このリンパ球抗Fas抗体誘導アポトーシスは、ウルソデオキシコール酸の同時投与により制御される可能性が示された。この機序に関して、Fas抗原およびbc1-2抗原の発現の面から解析中である。
6.これらの肝炎患者に対してステロイドやインターフェロン治療を行った際に、IL-2や抗TCR抗体により増強されるリンパ球の抗Fas抗体誘導アポトーシスが抑制されるか否かについては今後の検討課題である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 都野晋一: "慢性C型肝炎門脈域リンパ球集そう巣におけるCD5陽性B細胞の出現に関する免疫組織化学的検討" 肝臓. 35. 50-51 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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