• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

健常者・慢性膵炎患者の膵液中抗菌活性の検討と抗菌活性物質の分離精製

研究課題

研究課題/領域番号 06770402
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

吉田 憲司  東京女子医科大学, 医学部(消化器内科), 助手 (70231694)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード抗菌活性 / 膵炎 / 慢性膵炎
研究概要

実験1.膵液中抗菌活性の検討
健常者および慢性膵炎患者に対し、セクレチン試験を施行し得られた膵液に、E.coli ATCC 25922を接種後、振盪培養を行い、経時的に生菌数を測定した。その結果、健常膵液では抗菌活性がみられたが、慢性膵炎患者膵液では抗菌活性は認められなかった。これらの結果より、慢性膵炎患者では、E.coliが逆行性に膵管内に進入した際に、それを防ぎにくく、進入した細菌が膵管内に常在化する可能性が示唆された。
実験2.抗菌活性物質の分離精製
健常膵液を、分子量10,000、1,000の限外濾過膜を用いて精製した。分子量10,000以上、1,000-10,000、1,000以下の各分画にE.coli ATCC 25922を接種後、振盪培養を行い、経時的に生菌数を測定した。その結果、分子量10,000以上および分子量1,000以下の分画の膵液では、E.coli発育の抑制は認められず、分子量1,000-10,000の分画の膵液に抗菌活性が認められた。
実験3.慢性膵炎患者膵液の抗菌活性の検討
慢性膵炎患者膵液を用いて、実験2.と同様の実験を行った。その結果、慢性膵炎患者膵液には、濃縮前には認められなかった抗菌活性が、精製により、健常膵液と同じく、分子量1,000-10,000の分画に抗菌活性が認められた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Yoshida,et al.: "ANTIBACTERIAL ACTIVITY OF HUMAN PANCREATIC JUICE." Pancreas. 9. 808 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi