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アルツハイマー型痴呆におけるアポリポ蛋白EmRNAの検討

研究課題

研究課題/領域番号 06770448
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関鳥取大学

研究代表者

足立 芳樹  鳥取大学, 医学部, 助手 (80243385)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードアルツハイマー型痴呆 / アポリポ蛋白E / 皮膚線維芽細胞
研究概要

[目的]近年、アポリポ蛋白E(以下アポE)はアルツハイマー病との関連が示唆されている。今回、我々はアポEフェノタイプ及び培養皮膚線維芽細胞におけるアポEmRNAの発現を検討した。
[対象と方法]アポEフェノタイプの検討対象はアルツハイマー型老年痴呆(SDAT)群17例、アルツハイマー病(AD)群7例、脳血管性痴呆(VD)群9例、対照(CTL)群51例を用いた。アポEフェノタイプは、フェノタイピングアポE(常光)を用いて、前処理した血清を等電点電気泳動後イムノブロットし、得られたアイソフォームパターンをマルチバンディングパターンから決定した。
培養皮膚線維芽細胞アポEmRNA発現の検討対象は、アルツハイマー型痴呆(DAT)群7例、VD群6例、CTL群7例を用いた。皮膚線維芽細胞よりtotal RNAを抽出し、アポE cDNA probeを用いてNorthern blot analysisを行った。内部標準として、β actinを用いて半定量を行った。
[結果]アポE4を有する頻度はSDAT群では64.7%とCTL群の9.8%と比較して有意な高値を示した。(p<0.001)。AD群では14%、VD群では22.2%と有意な変化を認めなかった。
培養皮膚線維芽細胞におけるアポE mRNAの発現は、DAT群及びVD群ではCTL群と比較して有意な低下を示した(p<0.001,p<0.05)。また、DAT群とVD群では有意な変化を認めなかった。
[まとめ]アポE4を有する頻度はSDAT群で有意に高値を示すことが分かった。
また、培養皮膚線維芽細胞におけるアポE mRNAの発現は、DAT群及びVD群で有意に低下していた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Urakami K: "Cu,Zu superoxide dismutase in patients with dementia of the Alzheimer type" Acta Neuvol Scand. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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