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トランスジェニックマウスを用いたパーキンソン病発症メカニズム解明の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770456
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

小川 松夫  自治医科大学, 医学部, 講師 (50194452)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードトランスジェニックマウス / パーキンソン病 / MPTP / tyrosine hydroxylase
研究概要

ヒトtyrosine hydroxylase遺伝子を精製しマウスの卵細胞に注入したトランスジェニックマウスと遺伝子操作をしていないコントロールマウスにMPTP(10mg/kg)を3回投与した。投与前後で行動を観察した。MPTP投与1週間後に脳を取り出した。脳を固定液(4%paraformaldehyde)に24時間浸け、その後30ミクロンの切片を作った。組織学的検討のためにcresy1 violet染色と抗tyrosine hydroxylase抗体を用いた免疫組織染色を行った。組織の検討は以下の様に行った。1。黒質のtyrosine hydroxylase(TH)陽性細胞数とcresy1 violet染色から神経細胞数を数えた。2。caudate-putamenのtyrosine hydroxylase染色切片の濃度を測定した。(結果)トランスジェニックマウスとコントロールマウスでMPTP投与による行動異常に差は無かった。組織検討の結果は1。黒質のTH陽性細胞数とcresy1 violet染色切片で観察した神経細胞数はトランスジェニックマウスとコントロールマウスで差が無かった。2。caudate-putamenのTH染色の濃度はトランスジェニックマウスに比べてコントロールマウスの方が有為に高かった。(考察)トランスジェニックマウスはコントロールマウスに比べて数倍TH蛋白量が多いことが分かっており、今回の結果から考察するとTH蛋白量が多くてもMPTP処理をするとTH蛋白量は低下し、コントロールマウス以下になるようである。今回の濃度測定は顕微鏡写真をフォトCDに取込みそれをコンピューターで処理したが、現在他の方法で濃度を再測定中である。TH蛋白量とパーキンソン病発症について今後さらに研究を進めていきたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ken-ichi Ogura: "Effect of ageing on microglia in the normal rat brain:immunohistochemical observations" NeuroReport. 巻5. 1224-1226 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ohye: "Alteration in multiple tyrosine hvdroxylase mRNAs in the substantia nigra,locus coeruleus and adrenal gland of MPTP-treated parkinsonian monkeys" neurodegeneration. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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