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Duchenne型筋ジストロフィー筋に存在するいわゆるrevertant fiberの解析-その出現機構解明と治療への応用の可能性-

研究課題

研究課題/領域番号 06770460
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

平沢 恵理 (有川 恵理)  順天堂大学, 医学部, 助手 (50245718)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードPuchenne型筋ジストロフィー / ジストロフィン / アンチセンスオリゴ / 治療 / スプライシング
研究概要

1.ジストロフィンの異なるドメインに対して作製された6種類の抗体を用いた免疫組織化学染色を施行しRFに存在するジストロフィン蛋白が全長を有する完全なものかあるいは一部分を欠く不完全なものかを観察するとともにその出現頻度を検討した。ここで出現頻度の年齢との相関性、遺伝子異常の種類との関連を検討した。
2.次に、遺伝子欠失の判明しているDMD筋からジストロフィン陽性のRFとジストロフィン陰性の筋線維を切片から取りだし、各々直接Polimerase chain reaction(PCR)増幅した.これにより、RFにおけるジストロフィン遺伝子の異常を欠失例5例について検討し,RFにおいても欠失が存在することを示した.即ち,体細胞モザイシズムではないこと,欠失修復はないことを示した.
3.次に,mRNAの検討を加えた.ジストロフィンmRNAをRT-PCR法にてcDNAとして増幅し、この塩基配列を決定し,readig frameのshiftが修正するようなsplicingの存在を明らかにした.
4.そこで,このsplicing機構の変化を応用した治療を着想しその可能性を探ることにした。そこでこのsplicing機構をmdx筋の培養系,及びin vivoの実験系に持ち込み検討する手段として,アンチセンスオリゴヌクレオチドによるmRNA発現調節を考えており,エクソン-イントロン境界領域でのsplicingに重要な配列を中心に有効なアンチセンスオリゴヌクレオチドを作製,検討中である.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] E.Arikawa-Hirasawa: "MOLECULAR BIOLOGICAL ANALYSIS OF DYSTROPHIN-POSITIVE FIBERS IN DUCHENNE MUSCULAR DYSTROPHY." Muscle & Nerve supplemento 1,1994.

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] E.Arikawa-Hirasawa: "A severe muscular dystrophy patient with an intemally deleted very short (110kD) dystrophin:Presence of the binding site for dystrophin-associated glycoprotein (DAG) may not be enough for physiological function of dystrophin." Neuromuscular Disorders.(in press.).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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