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Hibernating myocardiumの成立機序と術前診断法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 06770480
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関山形大学

研究代表者

白壁 昌憲  山形大学, 医学部, 助手 (10241697)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード虚血心筋 / hibernating myocardium / 心筋収縮能 / 冠血行再建術
研究概要

Hibernating myocardiumの病態を明らかにすることが本研究の目的であるが、基礎実験として虚血心筋の一病態としての心筋硬化が、心機能に及ぼす影響を動物を用いて検討してみた。右室自由壁心筋が虚血後に硬くなると、心室中隔や左室自由壁に変形をもたらし、結果として左室の収縮性を増強させることを犬の摘出拍動心モデルにて確認した。
右室自由壁心筋の虚血後の硬化が、対側の心室の収縮性に影響を及ぼし得るという実験成績をふまえて、本年度は、左室心筋自体におけるhibernating myocardiumの挙動に関して臨床例での検討を試みた。本研究においては、左心室造影や心エコー図検査にて明らかな左室壁運動異常を認める1枝病変例が対象となる。実際例としては、左前下行枝の近位部が亜完全もしくは完全閉塞しており、しかも右冠動脈や左回旋枝などからの側副血行が認められるが、左室壁運動が著しく傷害されている例が望ましい対象である。上記の条件を満たすような症例が本年度は数例いたが、冠血行再建術としての経皮的冠動脈形成術(PTCA)を施行するもいずれも不成功に終わっており、hibernating myocardiumの病態に関して本研究の実施計画通りの詳細な検討がなされた例はなかった。
現在、本研究の目的に適した症例の蓄積を行っている段階である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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