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圧反射に対する体液性血圧調節因子の役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06770530
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関国立循環器病センター

研究代表者

池田 安宏  国立循環器病センター研究所, 循環動態機能部, 室員 (00260349)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード圧反射 / 交感神経系 / バゾプレッシン / 伝達関数
研究概要

圧反射に対する体液性血圧調節因子の修飾作用を定量的に評価するために動物実験を行った。家兎をウレタンとクロラロースで麻酔後、圧反射の他のループの影響を削除するために、迷走神経、大動脈減圧神経は切除した。交感神経系を介する圧反射の性質をみるために両側の頸動脈洞を体循環系より分離することによりフィードバックループをオープンとし、加圧器に接続した。(1)頸動脈洞内圧を加圧器を用いて不規則に変化させ、心臓交感神経活動、心拍数、血圧を200Hzで記録した。(2)バゾプレシン受容体拮抗薬を全身投与し、内因性バゾプレッシンの働きを遮断した状態で、(1)と同様に頸動脈洞に不規則な圧を入力し、心臓交感神経活動、心拍数、血圧に起こる変化を記録した。得られた結果をもとに頸動脈胴内圧から心臓交感神経活動、心拍数、血圧までの応答特性を周波数解析を用いて伝達関数として定量化し、バゾプレッシン受容体拮抗薬投与前後((1)と(2))でその性質を比較した。その結果、交感神経系を介する圧反射の特性は内因性バゾプレッシンを投与しても変化しないことがわかった。従来バゾプレッシンは圧反射の定常利得を変化させるなどの影響を及ぼす事が報告されていたが、交感神経系を介する圧反射の特性にはほとんど影響を及ぼしていないことがわかった。以上よりいままで報告されて来たようなバゾプレッシンの圧反射の特性に及ぼす影響の大部分は他の反射弓おそらく迷走神経系を介して起こっている事が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 池田 安宏: "交感神経活動を感知し、心拍数調節を行うペースメーカーシステムの検討" 生体生理工学. 9. 95-98 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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