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ミュウタントアル特異的プローブによる×6+型慢性肉芽腫症の家計調査

研究課題

研究課題/領域番号 06770535
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

伊藤 善也  旭川医科大学, 医学部, 助手 (70241437)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード慢性肉芽腫症 / 家系調査 / 遺伝子診断
研究概要

われわれの教室では臨床症状の比較的軽くcytochrom b_<558>が質量ともに正常に存在する慢性肉芽腫症の男児症例(Xb+)を経験し、その遺伝子変異を同定した。この症例はin vitro好中球機能検査では慢性肉芽腫症に典型的であるが、臨床症状はきわめて軽い。したがって本研究は患児を発端者として変異遺伝子を有しているが、臨床症状がない、あるいはきわめて軽微な症例を家系内に発見することが目標であり、今年度はその検出方法を確立した。
gp91-phoxのexon12内に認められた変異部位を含む領域を増幅するprimerを作成した。primerのうちひとつはintronに、他方はexon12内に設定したのでgenomicDNAから容易に変異を含む部位のpolymerase chain reation(PCR)による増幅が可能となった。増幅したPCR産物をslot blotし、allele specific oligonucleotide probeを用いて変異の有無を検討したところ、変異遺伝子と正常遺伝子の区別が可能であった。またこれらはRIを用いないシステムとして施行可能となった。
この方法を用いて患児の母方の祖父と祖母のgp91-phoxのexon12の変異の有無を調べた。その結果、異常遺伝子が、母方の祖母を通じて母親から患児へと受け継がれていることが判明した。
今後はこの確立された方法を用いて家系調査をさらに広げて行なう予定である。また出生前診断の可能性を検討するために羊水細胞からgenomic DNAを抽出し、同じ方法で検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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