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細胞生物学的方法も用いた未熟児の脳室周囲軟化症の病態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770541
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関東京大学

研究代表者

岡 明  東京大学, 医学部(病), 助手 (00251273)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードオリゴデンドロサイト / グルタミン酸 / 活性酸素
研究概要

1.新生仔ラット脳より分離培養したオリゴデンドロサイトを用いて、グルタミン酸による細胞障害のメカニズムを分析した。
(1)グルタミン酸による障害は、抗酸化剤によって消失したことから、酸化による細胞膜の障害が関与していることが示された。
(2)細胞内の活性酸素を蛍光プローブを用いて調べたところ、過酸化水素の蓄積がグルタミン酸によって生じていることが示された。
(3)さらに各種活性酸素に対するScavengerを用いて、実際に直接関与している活性酸素種の同定を試みた。その結果、Superoxide DismutaseならびにCatalaseは細胞障害に対して変化を示さなかった。従って、Superoxideと過酸化水素による直接的な障害ではないものと考えられた。それに対して、Hydroxylラジカルに対するScavengerであるマンニトール、チオウレア、安息香酸は、細胞障害を明らかに抑制した。従って、最終的な障害に寄与する活性酸素種はHydroxylラジカルであると考えられ、これによる細胞膜の障害が細胞死を引き起こすものと考えられた。
2.新生仔ラット脳よりスライスを作成し、最適な培養システムの作成を試みた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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