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ヒトヘルペスウイルス7の初感染および再活性化に関する臨床ウイルス学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770571
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関九州大学

研究代表者

日高 靖文  九州大学, 医学部, 助手 (10253410)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードヒトヘルペスウイルス / HHV-7 / 突発性発疹 / ウイルス分離 / PCR
研究概要

(1)HHV-7と突発性発疹の関係についての検討
当教室における一連の突発性発疹に関する研究の中で、HHV-7が関与しているものがあることが判明したことをさらに進めて、突発性発疹のうちHHV-7によるものの割合を明らかにすることを目的として、突発性発疹例のペア血清を用いてHHV-7抗体の測定を行った。結果として、突発性発疹のうちHHV-7によるものの割合はおよそ10%であることを明らかにした。この結果は、Pediatric Infectious Disease Journalに発表した。
(2)PCR法を用いたHHV-7DNAの検出系の確立
HHV-7の検出を高感度に行うためにPCR法による検出系について予備実験を行った。検査材料として、すでにHHV-7であることが確認されているウイルス株、他のヒトヘルペスウイルス株、HHV-7感染患者からの末梢血単核球、髄液、唾液などを用いた。プライマーはYalcinら(Arch Virol 136:183,1994)に準じて作成したものを使用した。HHV-7ウイルス株、HHV-7感染患者材料からは期待する増幅産物を得ることができ、検出感度、特異性ともに優れており、本実験系が実用に値することを確認した。
(3)HHV-7と疾患関連性に関する検討
HHV-7が関与している疾患(初感染、再活性化)を探すために発熱、発疹のエピソードの乳幼児、原因不明の肝炎、脳炎、ウイルス関連性血球貪食症候群、免疫抑制状態の患者などについて、ウイルス分離、ウイルスDNAの検出および血清抗体価の測定を行い、現在、症例の蓄積中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.Hidaka,et al.: "Exarthem subitum and human herpesvirus 7 infection" The Pediatric Infectious Disease Journal. 13. 1010-1011 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Hidaka,et al.: "Prevalence of Antibody to Human Herpesvirus 7 in Children in Japan" Clinical and Diagnostic Virology. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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