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メチシリン耐性ぶどう球菌(MRSA)母子感染及び院内感染の分子疫学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 06770577
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

森 雅亮  横浜市立大学, 医学部, 助手 (30254204)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードMRSA / PCR / DNAフィンガープリンティング
研究概要

小児科領域におけるメチシリン耐性ぶどう球菌(MRSA)感染症は、未熟児・新生児や免疫不全状態の小児を死に至らしめる感染症として重要であるばかりでなく、院内感染菌として重要であり、実際新生児室(NICU)を含む病棟内でしばしば検出される。当科NICUにおいて最近流行がありこの流行に対し、(1)毒素産生性を検討し感染菌のプロフィールを明かにし、(2)プラスミッド型による検出菌の異同から感染経路を同定し、(3)DNA フィンガー・プリンテイング法による感染経路の詳細な同定、を行った。この結果、NICUから得た4株のMRSAは全て同一株であり、同じ時期に乳児室で検出された4株とはまったく異なることが判明した。ついで最近の施設内MRSAの動向を検討するため、横浜市内の未熟児3施設より82株のMRSAを得て、当科で確立した毒素産生能、プラスミッド型判定、PCR法によるExfoliative toxinの検出、DNAフィンガー・プリンテイング法などを用い検討を行った。この結果、Coagulase II型、Enterotoxin CならびにTSST-1産生株がどの施設でも多く検出され、現在の流行株の現況が明かにされた。とくにExfoliative toxinは1株あり、A型であった。またプラスミド型やDNAフィンガープリンテイング法では、個々の株に共通性は認められなかったが、D型プロテアーゼ産生・TSST-1陽性・Enteritoxin C産生の株が検出され、このような型のMRSAが院内感染の主流株にならないような対策が必要であることが痛感された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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