• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

紫外線曝露におけるサイトカインの表皮ケラチノサイトの分化に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 06770621
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関山形大学

研究代表者

橋本 秀樹  山形大学, 医学部, 助手 (40218417)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード紫外線曝露 / サイトカイン / ケラチノサイトの分化
研究概要

日光角化症5例について、AMex固定標本を作製し、種々の抗ケラチン抗体と抗IL1a、抗体IL6抗体を用いて免疫組織学的検討を加えた。その結果、日光角化症の病変部の表皮細胞においては、正常表皮と比較して、増殖型ケラチンである、K6、16、17の発現が強い傾向がみられた。特に組織学的に角質増殖型あるいは皮角様を呈した3例については、特にこれら増殖型ケラチンの発現とともに、IL1a、IL6のサイトカインも強く発現していた。
同時に、日光角化症について2次元電気泳動により、ケラチンの発現について検討を加えた。その結果は、先に述べた増殖型のケラチンの発現が、蛋白レベルでも証明された。K16とK17の発現に違いがあるかどうかについて、毛包系腫瘍をコントロールにして検討したが、K16とK17の発現はほぼ均等であり、毛包系腫瘍にみられた、K17の発現がK16のそれよりも優位であるという所見は得られず、日光角化症が表皮系の腫瘍であることが示唆された。
長期間日光曝露を受けた皮膚については、全身性白皮症の79歳女性患者より得られた、左前腕皮膚をもとに検討を加えた。組織学的には、表皮の萎縮、真皮上層の著名な日光変性が認められた。IL1a、IL6による免疫組織学的検討では、IL1aの強い染色が認められたに対し、IL6の発現は弱いという所見が得られた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi