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黄色ブドウ球菌の表皮細胞の腫瘍壊死因子α産生に対する影響

研究課題

研究課題/領域番号 06770645
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関岡山大学

研究代表者

神崎 寛子  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (00224874)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード黄色ブドウ球菌 / 表皮細胞 / TNF-α / mRNA
研究概要

1.正常皮膚を黄色ブドウ球菌の菌体外毒素であるenterotoxin A(SEA)、enterotoxin B(SEB)、α-toxinを添加した培地で器官培養し、TNFαの産生を免疫組織学的に検討した。
24時間後まで検討したがTNFαの産生を免疫組織学的に証明することはできなかった。ICAM-1は24時間後に表皮での産生が確認された。
2.正常マウスにentrotoxin Bを皮下注し変化を検討した。
12時間後より好中球が血管周囲性に浸潤している像が認められた。24時間後ではリンパ球が優位になった。表皮でのTNFαの産生は確認できなかった。
3.培養角化細胞を黄色ブドウ球菌の菌体外毒素であるenterotoxin A(SEA)とenterotoxin B(SEB)で刺激しTNFαの産生を検討した。
RT-PCR法によりTNFαのmRNAの存在が6時間後より確認されたが、24時間後にはmRNAは消失していた。TNFαの産生はWestern blotting法により、18時間後で確認されている。免疫組織化学ではTNFαは確認できなかった。
in vivoでは表皮でのTNFαの産生を確認することができなっかた。しかし、培養細胞でTNFαを産生するためのメッセージの発現は確認することができた。その量は微量ながら、単核球やマクロファージの存在がなくても表皮細胞はSEA、SEBの刺激によりTNFαを産生しうるものと考えた。この産生されたTNFαがその後さらにどの様な二次性サイトカインを誘導していくか、最終的に皮膚感染症においていかなる役割を果たしているかについてはさらに検討が必要である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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