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脂漏性角化症における色素産生亢進機序

研究課題

研究課題/領域番号 06770683
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

寺木 栄美子  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30256557)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード脂漏性角化症 / エンドセリン / RT-PCR
研究概要

強力な血管収縮ペプチドであるエンドセリン特にエンドセリン-1が、皮膚においてヒトメラノサイトの強力な増殖因子でかつ増殖状態のヒトケラチノサイトでその産生、分泌が著しく亢進することが近年解明されたが、表皮細胞の増殖を伴い色素産生の亢進する皮膚疾患においてその色素産生亢進機序へのエンドセリンの関与の有無は検討されていない。今回、我々は表皮細胞の増殖を伴い、かつ色素産生の亢進する皮膚疾患として、脂漏性角化症(表皮肥厚型、ブロッホ型)に着目し、、その表皮におけるエンドセリン-1 mRNAの発現をRT-PCR法で解析した。
1)黒色調の脂漏性角化症および周囲の健常部を60℃の生食に3分留置、表皮を剥離し、AGPC法により全RNAを抽出した。2)逆転写酵素を反応させ、cDNAを合成エンドセリン-1およびGAPDH遺伝子に特異的なプライマー、Taqポリメラーゼを加えPCRを行った。3)その生成物を電気泳動し、エンドセリン-1のmRNAの発現をGAPDH遺伝子の発現量を標準として半定量的に解析した。4)同時に色素産生亢進の指標としてチロシナーゼ遺伝子の発現量を上記の方法で解析した。
結果:黒色調の脂漏性角化症3例(表皮肥厚型1例、ブロッホ型2例)全例で正常皮膚に比べ、エンドセリン-1およびチロシナーゼmRNAの発現量の著明な増加を認められ、以上より、脂漏性角化症での色素増強にエンドセリンの関与が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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