• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヘルカリCTの造影方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770732
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

市川 太郎  日本医科大学, 医学部, 助手 (90232397)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードヘリカルCT / 造影剤 / 3D-CT
研究概要

本年度において、以下の研究結果を得ることが出来た。尚、対象臓器は肺および肝で行った。
1.肺:通常のインクレメンタルCTとヘリカルCTの比較を行った。造影は、経静脈性に自動注入器を用いて行い、300mgI/mlのヨード含量の造影剤を使用した。各々の造影方法は以下の通りである。インクレメンタルCTでは、2ml/秒の速度で総量100ml、注入開始35秒後からスキャンを行った。ヘリカルCTは、1ml/秒で総量30ml、注入開始30秒後からスキャンしたものと、1.5ml/秒で総量60ml、注入開始35秒後からスキャンを行う2通りを施行した。ヘリカルCTの寝台移動速度は、7.5mm/1.5秒または10mm/1.5秒で撮影した。肺動脈の造影能、縦隔リンパ節の描出に関して検討を行った。インクレメンタルCTとヘリカルCTの間に有意な差は認められず、総量30mlの造影剤でも精査目的の検査でなければ、診断にたえうると考えられた。
2.肝:肝に対しては、ヘリカルCTの目的の血管相をとらえられる特徴をいかし、経静脈性に通常の造影剤量により門脈、肝静脈が同時に造影されている時相でスキャンを行い、3D画像を作成することを検討した。門脈、肝静脈の同時描出3D画像は、両者の位置関係を明らかとし、Transjugular Intrahepatic Portosystemic Shunt(TIPS)施行前のシミュレーションとして有用し考えられる。その結果、2ml/秒、総量100mlで、注入開始70秒後にヘリカルCTを施行することで、門脈、肝静脈の同時描出像を得られ、MIP(Maximun Intensity Projection)法により3D像を作成できた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 市川太郎 他: "経静脈性造影3DヘリカルCTによる門脈・肝静脈同時摘出法" 日本医学放射線学会雑誌. 54. 1312-1313 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi