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感情障害における末梢型ベンゾジアゼピン受容体と微量アミンの臨床生化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770753
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

塩江 邦彦  山梨医科大学, 医学部, 助手 (90215939)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード感情障害 / 末梢型ベンゾジアゼピン受容体 / フェニルエタノールアミン / フェニルエチルアミン / 微量アミン
研究概要

1.血漿中フェニルエタノールアミン(PEOH)ならびにMPHPG濃度について
(1)対象と方法
対象は、健康成人52名(男性39名、女性13名;年令21〜68歳)、単極型うつ病19名(男性11名、女性8名;年令26〜62歳)、および双極型うつ病9名(男性5名、女性4名;年令28〜65歳)について評価した。年令と性別を合わせた22名については、同時にMHPG濃度の測定も行なった。血漿中PEOH濃度は、キャピラリーカラムを使用したCIによるGC/MS法にて測定した。
(2)結果と考察
血漿中PEOH濃度は健康成人では平均で約670pg/mlとなり、年令や性別の影響はみられなかった。単極型うつ病では差は認められなかったが、双極型うつ病においては低下傾向を認めた。血漿中MHPG濃度はうつ病の男性において低値を示したが、PEOH濃度との間には特に相関は認めなかった。今回の結果からは、PEOHの血漿中MHPG値を指標としたノルアドレナリン(NA)機能への影響については言及できなかったが、NAとPEOHはその合成酵素が同一であることからPEOHがNA神経内に共存し、直接的な機能調節に関与しているのではないかと考えられる。
2.血漿中フェニルエチルアミン(PEA)濃度について
以前に報告したデータに症例を追加し再検討を加えた。うつ病相では有意差はなかったが、躁病相において高値を示す傾向を認めた。
3.末梢型ベンゾジアゼピン受容体については血小板を用いた結合実験をおこない、現在検討中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 假屋 哲彦: "感情障害におけるα_2受容体を中心としたノルアドレナリン機能に関する臨床生化学的研究" 厚生省「感情障害の神経科学的成因及び治療に関する研究」班 平成5年度研究報告書. 33-36 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kariya,T.: "Affective Disorders-Perspectives on Basic Research and Clinical Practice-" Seiwa Shoten & Brunner/Mazel, 147 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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