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ストレスにおけるIL-1及びCRFレセプターの変化についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 06770808
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関高知医科大学

研究代表者

高尾 俊弘  高知医科大学, 医学部, 助手 (00243824)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードインターロイキン-1 / レセプター / コルチコトロピンリリ-ジングファクター / デキサメサゾン / ストレス / 下垂体 / コルチコステロン / ACTH
研究概要

我々は以前より、マウス神経、内分泌、免疫組織に高度のヒト^<125>I-interleukin-1α(^<125>I-IL-1α)結合が認められ、エーテル開腹ストレスによって下垂体での^<125>I-ovine corticotropin releasing factor(^<125>I-oCRF)結合が減少し、^<125>I-IL-1α結合が増加することを報告した。今回は下垂体での^<125>I-IL-1α結合の増加がCRFを介したものかどうかを検討するために、CRF投与におけるIL-1レセプターの変化及び血中ACTH、Bについての検討を行った。また合成グルココルチコイドであるdexamethasone(DEX)のIL-1レセプターへの効果についても検討した。《方法》C57/BL6マウスにrat/human CRF(1μg/0.2ml/mouse)を腹腔内注射し、2、6時間無拘束においた後、またDEX(25μg/0.2ml/mouse)単独、あるいはCRF、DEX同時に腹腔内注射後2時間で断頭屠殺した。摘出された組織は液体窒素中で凍結保存し、また体幹血を採取した。^<125>I-IL-1α結合は既報のバインディングアッセイ法で測定し、ACTH、Bは市販のキットを用いて測定した。《結果》CRF1μg腹腔内投与2時間で、ACTH、Bは有意に増加し、6時間で前値まで低下した。CRF1μg腹腔内投与2、6時間で、下垂体前葉において^<125>I-IL-1α結合は有意に増加したが、海馬、脾、睾丸においては^<125>I-IL-1α結合は前値とCRF腹腔内投与群との間に有意の差を認めなかった。DEX25μg腹腔内投与2時間で、下垂体前葉、海馬における^<125>I-IL-1α結合は前値との間に有意の差を認めなかったが、CRFによる下垂体前葉における^<125>I-IL-1α結合の上昇を抑制した。《結論》CRF1μg腹腔内投与は血中ACTH、Bを上昇させ、下垂体においてCRFはIL-1レセプターをupregulationすることが示唆された。またDEXは下垂体において、IL-1レセプターの調節に関与している可能性がある。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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