• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

肝におけるアポBの分泌調節機序・HepG2細胞におけるアポB分解酵素の分離、精製

研究課題

研究課題/領域番号 06770816
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関昭和大学

研究代表者

古川 誠一  昭和大学, 医学部, 助手 (80241040)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードHepG2 細胞 / トリグリセライド / アポB
研究概要

Eicosapentaenoic acid(EPA)はオレイン酸(OA)と同様にHepG2細胞でapoB分泌を増加させる機序を解明し、また、漢方薬である大柴胡湯、柴胡加竜骨牡蠣湯のin vivoで見られる抗脂血作用をHepG2細胞を用いて検討した。
細胞内のTG、CEの合成はcontrol(C),0.4mM、0.8mMのOAまたはEPAの各溶液あるいは、0.5から5.0mg/mlの濃度の大柴胡湯(TJ-8)、柴胡加竜骨牡蠣湯(TJ-12)の溶液を作り、2ないし24時間培養し脂質を測定した。ApoBの分泌は免疫沈降法およびELISA法を用いた。
細胞内のTGの合成はCに比べOAとEPAで5倍に増加した。細胞内のCE合成は、OAではCと同様だが、EPAはCに比べ約50%有意に低下させた。TJ-8、TJ-12の細胞内の脂質の合成は0.5mg/mlの濃度で各々Cの約50%に低下した。ApoBの分泌はOAとEPAともCに比べ約3倍増加した。TJ-8、TJ-12のapoBの分泌は両者とも2.0mg/mlの濃度ではCに比べ有意差はなかったが、5.0mg/mlの濃度で有意に抑制した。Pulsechase実験ではapoBの合成量はC,OA,EPAとも有意差はなかったが、細胞内分解は有意に抑制された。OAとEPAはCに比べ細胞内のTG生合成を増大させたが、EPAは細胞内CEの生合成を減少させた。OAとEPAともapoBの細胞内分解を抑制することによりapoBの分泌を亢進させた。細胞内のTG合成亢進はapoBの分泌促進に重要であり、CEはapoBの分泌調節に関与していないことが示唆された。一方、TJ-8、TJ-12は低濃度においてもTG、CEの合成を抑制したが、apoBの分泌を抑制するには、より高濃度でTJ-8、TJ-12を添加する必要があることが判明した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Kurokawa,T.Hirano,S.Furukawa,S.Nagano,M.Adachi: "Simular to clcic acid,eicosapenfaenooc acid stimulates apolipoprotein B secretion loy inhibiting its intraullular digralation in HepG2 clles." Atherosclcrosis. (in press). (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 古川誠一,平野勉,永野聖司: "大柴胡湯,柴胡加竜骨牡蠣湯のヒト肝培養細胞(HepG2細胞)における抗脂血作用" 和漢医薬学会誌. 11巻3号(in press). (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi