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メサンギウム細胞の可溶性サイトカインレセプター分泌.産生に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770864
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関弘前大学

研究代表者

大沢 弘  弘前大学, 医学部・附属病院, 助手 (80223791)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードMesangial Cell / Interleukin 6(IL-6) / Soluble IL-6 Receptor / Cell Culture
研究概要

1)培養ヒトメサンギウム細胞(HMC)の可溶性インターロイキン6(sIL-6R)分泌
Polyoonal human sIL-6R抗体を用いたWestern blotでは、HMCの培養上清(HMC-CM)中に約50kdのsIL-6Rの存在が示唆された。このsizeは、monosyteで報告されているsIL-6Rとほぼ同じであった。
2)sIL-6Rの分泌調節機序
HMC-CM中のsIL-6Rは、ELISAにても検出可能であった。しかしHMCを1-10ng/mlのIL-1βまたはTGF-βで刺激しても分泌量に変化はみられなかった。尚、B9 cellを用いたBioassayでHMCのIL-6分泌を測定したところ、IL-1βで刺激された。またsIL-6R分泌量は、cyclohexamideを添加して培養しても減少しなかった。
3)sIL-6RのHMC増殖に及ぼす影響
Recombinant human sIL-6R存在下でHMCを培養すると、濃度依存性(1-50ng/ml)にHMC増殖は刺激された。また10ng/mlのsIL-6Rは、IL-6のHMC増殖刺激効果を増強した。
以上の成績より、1)sIL-6Rは、HMC増殖をIL-6の作用を増強することで促進し、2)IL-6RはIL-6と異なる機序で、HMCから分泌されることが明らかとなった。De novo合成は否定的で分泌機序についてはさらなる検討が必要である。尚、他のサイトカインレセプターとしてsIL-2Rも検討したが、HMC-CM中には検出されなかった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroshi Osawa: "Modulation of mesangial cell growth by soluble interleukin 6 reseptor" 弘前医学. (発売予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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