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糸球体腎炎の進展におけるメサンギウム融解と細胞接着障害についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770867
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関新潟大学

研究代表者

西 慎一  新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (70251808)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードメサンギウム融解 / 糸球体基底膜融解 / 糸球体腎炎 / plasminogen activator / matrix metalloproteinase / plasminogen activator inhibitor / tissue inhibitor metalloproteinase / 高電子密度沈着物
研究概要

当該年度の研究により以下の研究結果を得た。
1.糸球体メサンギウム融解と糸球体基底膜融解の形成機序についての研究
メサンギウム融解と基底膜融解は、糸球体腎炎の進行の主体であるメサンギウム増殖に対して、促進的役割を果している傷害因子と考えられている。その出現機序の解明のために、メサンギウムと基底膜構成成分に対する分解酵素とその阻害因子の関与を検討した。方法としては、ヒト腎生検組織を材料として、電子顕微鏡下の免疫金コロイド法を用いた。メサンギウム融解と基底膜融解部位には、plasminogen activator(PA)、matrix metalloproteinase 3(MMP3)、plasminogen activator inhibitor 1(PAI-1)、tissue inhibitor metalloproteinase 1(TIMP-1)の局在は認められなかった。興味ある結果として、糸球体基底膜上の高電子密度沈着物にこれらの酵素と阻害物質が含まれていることが確認された。この結果は、高電子密度沈着物が基底膜障害に対しては、一種の障害防御機構として働いている可能性を示唆していると考えられた。
また、腎生検を受けた症例のMMP、TIMPの血中レベルをELISA法で測定したが、メサンギウム融解あるいは基底膜融解との関連は、認められなかった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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