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胎児仮死の指標としての羊水エリスロポエチン:予後との関連及びラットでの基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 06770889
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

角谷 不二雄  旭川医科大学, 医学部, 助手 (70240645)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード羊水エリスロポエチン / 神経学的予後 / 臍帯血エリスロポエチン / 胎児仮死
研究概要

1、羊水エリスロポエチン(EPO)異常高値例の予後の検討
羊水EPO異常高値例の短期的予後には不良例が多いことを臍帯血EPO異常高値例との比較も含めて日本小児学会総会(1994年5月、札幌)にて報告した。
羊水EPO、臍帯血EPOの胎児仮死の指標としてのCUT OFF値を設定し、異常高値例の臨床的意義を、胎児心拍の異常との比較を行って検討し日本新生児学会総会(1994年7月、東京)にて報告した。
2、羊水EPO、臍帯血EPOの子宮内低酸素状態に対する反応の違いを経時的、定量的に評価
妊娠ラットを用いて、低酸素負荷を与えることにより上記の検討を行った。酸素濃度13%では有効な低酸素負荷にはならなかったが、9%では有効なEPOの反応が得られた。その結果、臍帯血EPOは1.5時間の低酸素負荷で有意の上昇があったが、羊水EPOでは上昇に9時間を要した。つまり、羊水EPOは臍帯血EPOに比べてより長時間の子宮内低酸素状態を反映すると考えられた。この結果は日本未熟児新生児学会(1994年10月、東京)にて報告した。また、24時間低酸素負荷後に正常に戻るまで臍帯血EPOは12時間であったのに対し、羊水EPOは48時間でも正常化しなかった。この結果については今後発表の予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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