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肝臓のNeuro-immune modulation似関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770902
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関旭川医科大学

研究代表者

記野 修一  旭川医科大学, 医学部, 助手 (20234312)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード迷走神経 / エンドトキシン / 一酸化窒素合成酵素
研究概要

ウイスターラットを用い、以下、三つの群つまり、迷走神経肝臓枝温存+開腹群、迷走神経切断群、非開腹群を作製。それれの群にエンドトキシン投与、生理食塩水投与の二通りの負荷を加え、肝臓における免疫系の負荷モデルとして、下記の評価方法にて比較検討した。実験当初、評価項目としたGOT,GPT,ビリルビン値、白血球数において、エンドトキシン投与群と生理食塩水投与群の比較においては、前者において各項目とも、正常値に比べて明らかな上昇、異常値を認め組織学的にも肝細胞障害が認められたが、後者においてはほとんど異常値が認められなかった。しかし、迷走神経肝臓枝切断群と迷走神経温存群での両者においての比較では、統計学的な有意差は残念ながら認められなかった。また、フローサイトメトリーを用いたKupffer細胞の機能評価を行ったが、この点についても統計学的な有意な差を見いだすことは出来なかった。そこで、エンドトキシンによる誘導型一酸化窒素合成酵素の発現を、迷走神経肝臓枝切断群と迷走神経温存群での両者において比較した。迷走神経肝臓枝切断群におけるエンドトキシン投与によるKupffer細胞における誘導型一酸化窒素合成酵素の発現は、迷走神経温存群と比較して抑制される傾向にあった。このことは、肝細胞におけるエンドトキシンによる一酸化窒素発生に関して、肝実質内に存在する迷走神経肝臓枝が関与している可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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