CDDP水溶液=10倍濃縮CDDPとLipiodolとを混和しこのmixtureから周囲の水相へreleaseされるCDDPの累積パーセンテージを時間経過とともに追った。通常のO/W型に比べ超音波かくはんによる一時的W/O型エマルジョンの徐放性がみられた。(ここまで発表済み) これに界面活性剤SPAN-1を0.1、0.2、0.3、0.5、1.0%添加し、それぞれの徐放性をみたところ、当然1.0%添加エマルジョンの徐放性が良かったが、(1)絵具状となって血管内投与に不適。(2)CDDPがemulsion内にtrapされてしまうという2つの問題があり、現実には、0.1%添加エマルジョンが適応であろうと考えている(この部分は未発表)。
|