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グリオーマにおけるHGMTの発現と10番染色体上がん抑制遺伝子・関連性

研究課題

研究課題/領域番号 06771076
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関鳥取大学

研究代表者

紙谷 秀規  鳥取大学, 医学部・附属病院, 助手 (70194967)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードglioma / ACNU耐性 / MGMT / RT-PCR / 10番染色体 / がん抑制遺伝子
研究概要

グリオーマ患者の腫瘍のMGMT発現を効率良く評価するために、手術標本のRNAを抽出しRT-PCRを施行することに計画を一部変更した。MGMTを発現している細胞株として、T98G,A172 glioblastoma cell line 及びHeLa S-3 cellを利用した。MGMT cDNA sequenceより354bpを増幅できるように、上流、下流、のprimerを作成した。またcDNA合成の有無を確認できるように、G3PDH geneのRT-PCRも行ってコントロールとした。
各cell line及び手術標本より、ホットフェノール法及び、RNA extraction Kitを使用しtotal RNAを抽出した。cDNA作成後、RT-PCRを施行、agarose gelにてbandの確認を行った。現在までに、T98G及びHeLa S-3のMGMTの発現の確認を行い、G3PDH同様の発現レベルであることを確認した。一方、A-172においてはMGMTの発現は確認できなかった。さらに5名のgliomaの患者のMGMTの発現を調査したところ、3名の患者にMGMTの発現を確認しえた。しかも興味深いことに、同一患者で病変の進行に従い3度手術したケースがあり、それぞれにMGMTの発現を観察したところ、徐々にMGMTの発現レベルが上昇していることがわかった。このことは、アルキル化剤であるACNUにたいする薬剤耐性を獲得していくことと一致している。今後さらに、MGMT発現の推移(同一患者)を見るとともに、10番染色体上のdeletionとの関連を観察する予定にしている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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