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新型磁気刺激コイルを用いた選択的運動領野による運動誘発電位

研究課題

研究課題/領域番号 06771087
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

根本 仁  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (40180707)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード磁気刺激 / 磁束密度 / コイル / 運動誘発電位
研究概要

最初に直径10cmの円形大コイル、直径5cmの円形小コイル、直径5cmの円形コイルを2つ組み合わせた8の字のコイルを作製し、磁束密度を測定して刺激となる渦電流の分布を検討した。磁束密度は、コイル辺縁が最大で中心部が最小であり、また磁束密度はコイルから離れるにつれてコイルの半径の2乗に反比例して減衰するため小さいコイルは深部の刺激には適さないことが明らかとなった。また、8の字コイルの接合部の磁束密度は、円形のコイルの辺縁の約1.4倍であった。
この3種類のコイルを用いてネコの頭部を刺激して胸椎硬膜外から誘発電位の測定を試み、運動領野の選択的刺激が可能か否かを検討した。大コイルでは、脳全体が刺激されるため刺激閾値の低い錐体外路の誘発電位(伝導速度100m/s)のみが得られた。小コイルの辺縁および8の字コイルの接合部を運動領野に接するようにして刺激した場合には、錐体外路の他に伝導速度50m/sの多発性の誘発電位が得られた。この電位は、錐体路を含む脊髄背側を切断することにより消失し、運動誘発電位が含まれているものと考えられた。
コイルの改良などの工夫により磁束密度の集束化が可能と考えられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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