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PIXE法による脳腫瘍の元素分析

研究課題

研究課題/領域番号 06771093
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関岩手医科大学

研究代表者

切替 典宏  岩手医科大学, 医学部, 講師 (90225102)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードPIXE / 元素分析 / 脳腫瘍
研究概要

粒子線励起X線分析法(PIXE:Particle Induced X-ray Emission)を用いて、脳腫瘍の元素分析を行った。測定は、仁科記念滝沢村サイクロトロンセンターのベビ-サイクロトロンを用いて行った。
PIXE測定に必要な医学生物試料のサンプルを作製する方法の検討として、ホモジナイズ法と硝酸灰化法との二つの方法を比較した。また材料は、岩手医科大学脳神経外科にて摘出した脳腫瘍(神経膠腫と髄膜腫)と、培養脳腫瘍組織(ラットの神経膠腫培養組織であるC6と、ヒトの神経膠芽腫培養組織であるA-172)とを用い、腫瘍の悪性度によって元素構成が異なるか否かを検討した。培養腫瘍組織の試料の作製にあたっては、微量な試料を効率よく抽出して分析できるように工夫した。
検討の結果、サンプル作成方法としては、硝酸灰化法がホモジナイズ法に比べて安定した結果が得られることが明らかとなり、これまで議論の多かった医学生物試料の調整方法として有効である事がわかった。微量な試料の作成方法についても再現性のある結果が得られるようになった。また、腫瘍の悪性度と元素分析結果については、悪性度の高い腫瘍では亜鉛の含有量が高い傾向がある事が明らかとなった。これは、増殖速度の速い細胞では、cell cycleが早いために、細胞の酵素活性が高まっている事によると推測された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Otawara: "PIXE analysis of brain tumor:sample preparation and its clinical feature" International journal of PIXE. 4. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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