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経頭蓋磁気刺激誘発筋電図を用いた顔面神経機能評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06771099
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

後藤 和宏  慶応義塾大学, 医学部・脳神経外科, 助手 (70225647)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードmagnetic stimulation / facial nerve / cat / corticobulbar tract
研究概要

成猫にて実験的小脳橋角部腫瘍を作成し、経頭蓋的磁気刺激を行い口輪筋にて誘発筋電図を記録した。
1.顔面神経皮質神経核路の経頭蓋磁気刺激に関する検討-口輪筋にて磁気刺激誘発筋電図を記録した結果、8字型コイルの中心をCzより2cm前方2cm外側に位置し、誘導電流が前内方45度に流れるようにコイルを固定したところ、最大上刺激が得られ、立ち上がり潜時6-8msecの筋電図が記録された。開頭を行い顔面の運動領域を直接電気刺激したとろほぼ同様の潜時の筋電図が記録された。さらに、大脳皮質下を吸引除去したところ、磁気刺激誘発筋電図が記録できなくなった。以上より、記録された筋電図が顔面神経皮質神経核路を刺激したものであることを確認した。
2.小脳橋角部腫瘍モデルに関する検討-小脳橋角部に小さなバルーンを挿入し、微量シリンジポンプを用いバルーン内に生理食塩水を注入し、顔面神経に圧迫負荷をかける小脳橋角部腫瘍モデルを作成した。磁気刺激を行い、皮質神経核路が刺激されることによる筋電図(長潜時反応)と内耳道底部で顔面神経が刺激されることによる筋電図(短潜時反応)とを両方記録した。短潜時反応に変化は認めなかったが、長潜時筋電図は圧迫負荷に伴い潜時の延長、振幅の低下、消失を認め、バルーンによる圧迫解除後、潜時、振幅とも改善を認めた。以上より、顔面神経磁気刺激誘発筋電図の長潜時反応は、顔面神経の早期機能評価として有用であることが解明された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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