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膝関節靱帯損傷による動的不安定性の3次元的解析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06771160
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

今本 雅彦  慶応義塾大学, 医学部, 助手 (90213248)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード膝関節 / 靱帯損傷 / 回旋不安定性 / 動的制御
研究概要

1、研究目的 膝関節の靱帯損傷に伴う"動的な不安定性"を解析する事により治療及び早期スポーツ復帰への一助とするものである。
2、研究施設 1)慶応義塾大学医学部 整形外科学教室研究室
2)慶応義塾大学病院 スポーツクリニック
3、研究方法 上記施設において前十字靱帯(以下ACL)損傷患者25名および健常者40名について時速4.5kmの歩行、1mの両脚ジャンプ、50cmの高さからの片脚ブロードジャンプの各種動作時の膝関節運動(大腿骨と脛骨の相対的運動)を3次元動作解析装置を用いて計測し、同時に靴底に圧センサーを設置した。得られたデーターをマイクロコンピュタ-に記録し、解析には平均回旋角と回旋振幅のパラメーターを用いた。
4、研究結果 歩行時では、ACL損傷膝は当初予想された脛骨の過度の内旋不安定性とはむしろ逆に、膝骨は有意な外旋傾向を示した。靱帯損傷による不安定性に対する膝周囲筋群の代償作用が示唆された(*1)。両脚ジャンプでは健側が踵部、患側は爪先から着地するパターンの患者は、患側の脛骨の外旋傾向をも示しており、積極的に患側膝を保護していることが判明した。ジャンプ着地時における膝周囲筋群の代償作用は、片脚ブロードジャンプにおいてより顕著になり、さらにこうした代償作用は受傷後の期間に獲得されていくことがわかった(*2)。
現在、表面筋電図を用いて膝周囲筋群の働きを膝関節運動と同時に計測し、解析中である。
学会発表
*1 平成6年 5月 関東整形災害外科学会にて発表した。
*2 平成6年10月 日本整形外科学会基礎学術集会にて発表した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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