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筋線維タイプの違いによるカルシウムによるカルシウム放出機構の差に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06771208
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関広島大学

研究代表者

向田 圭子  広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (20182066)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード悪性高熱症 / Ca-induced Ca release / スキンドファイバー / 骨格筋
研究概要

骨格筋小胞体からのカルシウムによるカルシウムの放出機構(Ca-induced Ca release:CICR)について筋ファイバーのタイプの差を検討した。
筋生検の同意が得られた患者より、骨格筋を摘出後、サポニンにより化学的スキンドファイバーを作製し、ストレンゲージタランスデュサーで等尺性張力を測定した。これをコンピュタ-に取り込み、時間張力曲線から相対的放出速度を算出した。
収縮蛋白のカルシウム感受性は従来言われているように、タイプ1ファイバーが低濃度のカルシウムで収縮し、感受性が高かった。
CICR機構については、正常者(CICR速度の亢進が認められないもの)ではタイプによる差が認められなかった。しかし、図1に示したように、CICR機構の亢進が認められた患者1や2では、筋ファイバーによってCICR速度に差が認められた。
高木らにより指摘されたように、収縮蛋白のカルシウム感受性が高いと、骨格筋小胞体内に残ったカルシウム量が少量でも収縮張力は大きく現れる可能性があり、そういったファイバーでは、CICR速度は計算上は遅くなると考えられる。しかし、筋生検を行った患者数が少なく、CICR亢進例は2名しか行ってないため、はっきりしたことはいえない。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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