研究課題/領域番号 |
06771209
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
世良 昭彦 広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (30243570)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | NMDA受容体 / 揮発性吸入麻酔薬 / Radio labeled receptor assay / CGS-19755 / Mk801 |
研究概要 |
Wister系雄性ラットを無麻酔下に断頭し、全脳を摘出、ホモジナイズと遠心分離によりP_2分画を採取し、不純物除去のためにTriton X-100で処理し、NMDA受容体を含んだ膜標本を得た。 吸入麻酔薬の濃度はガスクロマトグラフィーを用いて測定し、測定値と麻酔薬濃度の間のstandard curveを得た。このstandard curveを用いて、膜標本を用いた水溶液に吸入麻酔薬を添加したときの気相の吸入麻酔薬濃度を測定し、各吸入麻酔薬の気相/液相分配係数を決定した。 先に採取した膜標本を用いてradiolabelied receptor assayを行なった。 R1リガンドに[3H]glutamateを用いたreceptor assayでNMDA受容体を検出し、現在は[^3H]CGS-19755を用いてのreceptor assayを行なっている。isofluraneのreceptorに及ぼす影響についての検討を行なった結果、ばらつきが大きく、receptorに対するリガンドの結合の抑制の有無の傾向をつかめない状態であるため、サンプル数を増やしての検討を行なっている。これらの手技に改善を加えながら、他の吸入麻酔薬でのreceptor assayで、揮発性吸入麻酔薬のNMDA受容体への影響を検討中である。 上記の結果は学会論文等で発表予定である。
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