研究課題/領域番号 |
06771233
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
林 正則 大阪市立大学, 医学部, 助手 (90254416)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 肺循環 / 肺高血圧 / PAF / TNF-α / NO吸入 |
研究概要 |
肺高血圧に対するNO吸入の効果を検討するためには、安定した肺高血圧状態を作成する必要がある。今回の研究では犬分離肺循環回路を用い、血小板活性化因子(PAF)により肺高血圧状態を作成した。 【方法】 Animal preparation:一頭の犬(recipient犬)を笑気-halothane麻酔下に左開胸し、上葉および心臓葉を切除後、左肺下葉(LLL)にチューブを挿入して右肺との分離換気を行った。左下葉肺動静脈に灌流用および圧測定用のカテーテルを留置し、笑気-halothane麻酔下の別の犬(donor犬)の大腿静脈血をポンプを用いて一定流量で左下葉肺動脈に送血し、左下葉肺静脈からdonor犬の外頸静脈に返血した。 Experimental protocol:内因性prostaglandinやEDRFの影響を除外するためにibuprofen,N^G-nitro-L-arginineを前処置した。その後PAF(0.1μg/kg/min)を送血回路内に持続投与し、肺動脈圧の変化を観察した。さらにTNF-α1μg/kg/minを投与した後に、同濃度のPAFによる肺動脈圧の変化を観察比較した。 【結果】PAFにより肺動脈圧は有意に上昇し安定した肺高血圧状態を作成できた。この反応はTNF-αにより増強された。 【展望】PAFによる肺高血圧に対するNO吸入の効果あるいはTNF-αの影響に関しては現在のところ検討中であり今後の研究を要する。
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